2019年12月28日土曜日

門松について♪

毎年正月になると、家々に歳神(としがみ)と呼ばれる神様が実りと幸せをもたらすために訪れます。
門松はその歳神様が降りてくる目標となり、その身を宿すための依代(よりしろ)※となります。

なぜ松の木を使うかというと、松が永遠を象徴し、待つ、祀る(まつる)という意味につながるからだそうです。
松一本飾るだけでもよいと言われています。

※依代(よりしろ)
神意をあらわすために神霊が降臨して宿る媒介物。樹木や石など。



2019年12月21日土曜日

パイプオルガンの仕組み♪

クリスマスの音といえば教会やコンサートホールで荘厳な響きを奏でるパイプオルガン。

パイプオルガンは鍵盤楽器ですが、ピアノやチェンバロとは音が鳴る仕組みが全く違います。
その仕組みはたて笛やアコーディオンに似ています。
つまり、風がならす楽器なのです。

現在のパイプオルガンには送風機で起こした風をパイプに届け、鍵盤を押すことによってパイプに風が通り、音のが鳴る仕組みになっています。
19世紀中ごろまでは人力によるふいごによって空気の供給が行われていました。



※前回(2019/12/14)掲載の置物の中はこんな風になっています♪





2019年12月14日土曜日

いろいろなクリスマスケーキ~ブッシュ・ド・ノエル、シュトーレン~

最近では「ブッシュ・ド・ノエル」がケーキ屋さんに並んでいますよね。
フランス語で、ブッシュが丸太、ノエルがクリスマスの意味だそうです。
キリストが生まれたことを祝って赤ん坊を守るために暖炉の薪で暖をとったという説があります。

また、ドイツのドライフルーツケーキ「シュトーレン」はドイツ語で「抗道」を意味しています。
トンネルのような形からこの名がつき、粉砂糖はキリストの産着になぞらえているようです。

日本では、お菓子メーカー不二家さんが、クリスマスを習慣づけるために、1922年(大正22年)にクリスマスケーキを日本で初めて発売したそうです。
とはいえ、日本で定着しだしたのは昭和50年代頃からだそうです。



2019年12月7日土曜日

新年恒例・お勉強会のお知らせ♪

2020年も色々な曲に取り組んでいただくために、新年恒例・お勉強会を開催いたします!

会員の以外の方のお席も若干ですが、ご用意しております。
お気軽にお問い合わせください♪

電話番号:03-5984-2357
※留守電の場合は折り返しご連絡致します。

【詳細】
日時:2020年1月19日(日)14時~15時半(予定)
場所:練馬区立光が丘区民センター音楽室
会費:500円
飲み物:持ち込み可

【お聞きいただく曲】
1.チェルニー30番練習曲1~10番
 練習方法についてのお話を交えて

2.クレメンティ ソナチネ Op.36 No.1~6 全楽章(ソナチネアルバム1より)
 曲想についてのお話を交えて



2019年12月2日月曜日

秋のお楽しみ会のご報告

2019年11月24日(日)の14時より、練馬区光が丘区民センター音楽室で秋のお楽しみ会を開催いたしました。

当日は、ブルグミュラー、クレメンティ、ショパン、ベートーヴェンなど、クラシックの名曲の他、山田耕作の日本の曲やジャズ風もみじなど、15名の生徒さんによる演奏(参加総数約50名)でひとときを過ごしました。


2019年11月16日土曜日

連打はなぜ指を変えなくちゃいけないの?-美しい音色を出すために-

連打が出てくると、なぜ同じ音を弾くのにわざわざ指を変えるの?かえって間違えそう…
そう思ってしまいますよね

同じ指でも別に構わないんです

でもそうするとかえって弾きにくく疲れるし、音色も固くなるんです。
2、3、4、5指は手首の方にはじくように、親指は手のひらよりにはじくように練習しましょう。



2019年11月10日日曜日

秋の調べと言えば…

暑かった夏もやっと終わり、ほっと一息する今日このごろです。
みなさんは秋と言えばどんな調べを思い起こしますか?

とある調査(アットホームボックス調べ)によると、第一位は山口百恵さんの秋桜(コスモス)だそうですが、第二位からは童謡の紅葉(もみじ)、小さい秋、赤とんぼがランクインしています。

こおろぎや鈴虫の虫の音も秋を感じますね。

また面白いところでは、「石焼き芋~、お芋~」という焼き芋屋さんのフレーズをあげた人もいたようです。

童謡を色々なヴァージョンでピアノ用楽曲にアレンジした楽譜も出版されています。
楽譜屋さんに立ち寄ってみるのもいかがでしょうか。



2019年11月4日月曜日

ハロウィンのカボチャはなぜ提灯に?

古代ケルト人の習わしでは、ハロウィンは収穫祭であったとともに、11月1日が新しい年の始まりで、10月31日はその前夜でした。
大晦日である10月31日は、ケルト人にとって死者の魂が戻ってくる日でもありました。

日本のお盆と似ています。
ただ、日本のお盆と違い、親しかった人や身内の魂だけでなく、悪霊も戻ってくると考えられていました。

カボチャに怖い顔をくり抜いて、火を灯せば悪霊を追い払う、魔除けになると考えられていました。
やがて、魔除けのカボチャがハロウィンのシンボルのようになりました。



2019年10月26日土曜日

ハロウィンといえばカボチャ、なぜ?

なぜハロウィンといえばカボチャを使うのでしょうか?

元々ハロウィンはケルト民族(古代ヨーロッパの中部、西部の民族)の収穫祭が起源とされています。
その頃のケルト人は収穫祭にカブを使っていました。
それが後にヨーロッパからアメリカに移住した人たちによって収穫量の多いカボチャが使われるようになりました。
アメリカで広がったハロウィンのカボチャはキリスト教の広がりとともに世界に知られ、日本でもハロウィンといえばカボチャとなったわけです。


2019年10月19日土曜日

秋のお楽しみ会のお知らせ

大人のピアノ教室ムジカ・アレグロでは、発表会未経験者の方もお気軽に参加頂ける「秋のお楽しみ会」を開催します。見学は無料です♪

日時:令和元年11月24日(日)午後2時~4時
場所:練馬区光が丘区民センター

会員の方以外のお席も若干ですが用意しております。
ご希望の方はお電話ください♪

電話:03-5984-2357

※留守電の場合は折り返しご連絡致します。




2019年10月12日土曜日

「Op.」ってどういう意味?

Op.は、opus number の略で、クラシック音楽の楽曲に付されている番号のことです。
「作品○○」と読むが、英語風に「オーパス○○」と読むこともある。
多くは作曲された順に付くが、出版順となることもある。

没後に出版された曲は「遺作」もしくは「opus posthumous」と表記される。

また、ヨハン・セバスティアン・バッハの「BWV」やモーツァルトのケッヘル番号「K」などのように学術的な整理番号(作品目録番号)をそれに代えて用いることもある。



2019年10月6日日曜日

スラーについて

スラーとは、2つ又はそれ以上の音符の上あるいは下につける弧線のことです。
楽曲の区切りを表すのに用いられます。
2つのスラーの切れ目がはっきり分かるように弦楽器なら弓の方向を変えたり、声や音をはっきり区切ったりして演奏します。


8月17日、9月29日のブログの続きです:


2019年9月29日日曜日

メトロノームについて

メトロノームは、一定の間隔で音を刻み、楽器の演奏あるいは練習をする際に、テンポを合わせるために使う音楽用具です。

1812年、オランダ人のヴィンケルトによって発明され、ドイツのヨハン・ネポムク・メルツェルが改良、1816年に特許を取得。(名称は彼の名前に由来)

音楽家で最初に利用したのはベートーヴェンと言われています。

メトロノームが発明された後、多くの楽譜にメトロノームの数値でテンポが示されるようになりました。


8月17日のブログの続きです:






2019年9月22日日曜日

スタカートの注意点

スタカートの注意点は
  1. スタカートは音を明確に分離して弾くこと
  2. 軽い表情を聞かせるためにその音と次の音の間にがっきりと隙間があるようにすること
  3. 分離の度合いは厳密に規定されていないということ
の3点です。

この3点に気を付けて、作曲家がスタカートを付けた音楽的希望を考えながら演奏していきましょう。



2019年9月15日日曜日

チェルニーってこんな人

チェルニーは1791年にオーストリア・ウィーンに生まれ、9歳から12歳の時にベートーヴェンに師事しました。
彼を驚嘆させるほどのピアニストになり、その後はピアニストとしてよりも作曲家、ピアノ教師として俊才を育て上げました。(リストやクラークなど)
人間的には、大変温和な人だったようです。

彼はミサ曲、交響曲、協奏曲、合唱曲など、各方面に渡って作品を書き、その数は1000を超えています。
なかでも、ピアノの練習曲にもっとも価値があります。
チェルニー30番に続き、40番、50番、60番練習曲など、数多くの作品があります。
いずれもピアニストにとって大切な曲集です。




2019年9月1日日曜日

「チェルニー30番 練習曲」のアップロードを始めました!

チェルニー30番 練習曲には、ETUDES DE MECANISME(メカニズムの練習)という標題がついています。
この標題が示すように、高度な技巧を修得するための大切な練習曲集です。
指が速く正確に動くように、そしてさらに高度な音楽的表現を高めるように書かれています。
そのため、以下の点に気を付けて練習しましょう。
  1. 指使いを守る(カッコの中は、手の小さな人用です)
  2. 各曲、かなり速い速度の指示ですが、まずはゆっくりから確実に始めましょう
  3. 楽曲の発想記号を十分に守る
以上のことに注意し、チェルニー30番を使って、最大の効果があげられるよう練習していきましょう。

チェルニー30番 練習曲 1番 ゆっくり

チェルニー30番 練習曲 1番 2種のリズム練習




2019年8月24日土曜日

「トロイメライ」をYouTubeにアップしました!

「トロイメライ」はロベルト・シューマンの13曲からなるピアノ小曲集「子供の情景」の第七曲です。
シューマンが28歳の時に作曲しました。
「子供の情景」は子供の心を描いた、大人のための作品と言われています。
トロイメライはドイツ語で夢、夢見心地、夢想にふけることという意味です。
ドビュッシーの「夢」と同じように、子供のころの思い出を空想しているのでしょうか。

トロイメライ(両手カウント付き)
https://www.youtube.com/watch?v=wZU51qSmj9g

トロイメライ
https://www.youtube.com/watch?v=8rEJaN1FvmE



2019年8月17日土曜日

ピアノ上達のためのポイント

ピアノ上達のためには、片手の練習に重点を置くことが大切です。
皆さんがすぐに両手で弾きたくなる気持ちはとてもよく分かります。
でも、まずは片手づつの練習、特に左手の練習に重点を置きましょう。

トロイメライは、タイ、保持音の扱いなどが特に難しい曲です。
まずは左手から丁寧に楽譜を読み、練習することをお勧めします。

トロイメライ 右パート:
https://www.youtube.com/watch?v=jV6IO0OOcCc

トロイメライ 左パート:
https://www.youtube.com/watch?v=dafGe7tBMwA



2019年8月11日日曜日

「乙女の祈り」をYouTubeにアップしました!

1838年、ポーランドの首都ワルシャワ生まれの女流ピアニスト テクラ・パダジェフスカの作品「乙女の祈り」を取り上げました。

わずか24歳でこの世を去ったパダジェフスカが18歳の時の作品です。

はじめはワルシャワで出版されました。
その後、フランスの音楽雑誌の付録として掲載されて評判を呼び、現在に至ります。

乙女の祈り(YouTube):





2019年8月4日日曜日

「エリーゼのために」をYouTubeにアップしました!

ピアノを始めた方なら誰もが弾きたいエリーゼのためにを取り上げました。
始めは耳なじみがあって弾きやすいですが、2ページ目後半から難しくなります。
まずはそこから丁寧にリズムを考え練習しましょう。
指使いもしっかりと身に着けて下さい。

ぜひ一曲を仕上げましょう。

エリーゼのために(YouTube):
https://www.youtube.com/watch?v=WloRTDmna5E



2019年5月19日日曜日

クレメンティについて

ムツィオ・クレメンティ(Muzio-Clementi, 1752-1832)は、ローマの銀細工工師として生まれた。

9歳の時には早くもオルガニストとなり、14歳でイギリスに渡り、ロンドンでチェンバロ奏者・作曲家としてデビュー。ピアノのためのソナタ、交響曲、協奏曲、室内楽を書いた。

自分が作曲した作品を楽譜として出版し、出来るだけたくさんの人に弾いてもらおうと考えてピアノ制作にも乗り出し、ピアノを大いに普及させた。ビジネスの才能も持ち合わせていたようだ。

また、コンサートを定期的に開催する協会も設立し、ロンドン楽壇の大御所として、長い人生を送った。


2019年5月6日月曜日

新シリーズアップのお知らせ

「クレメンティ ソナチネ」を、ゆっくりカウント付きと表示テンポで、YouTubeにアップ中です。
カウントの取り方がわからない、むずかしいフレーズになるとゆっくり弾いてしまうという生徒さんのお悩み解決のために、ゆっくりカウント付きのシリーズを続行中です。
ぜひご覧いただき、練習にお役立てください。

すでに、「ブルグミュラー 25の練習曲」をこの形式でアップしておりますので、こちらも参考にしていただきましたらと思います。